●「TRPG」とは?

 TRPGとは「Table talk Role Playing Game」の略、つまり「役割を演技する遊び」といったところでしょうか。

 最も身近な概念で言うなら、幼い頃にやった「ごっこ遊び」でしょう。特撮番組やアニメのヒーロー、少女漫画のヒロインになりきった「ごっこ遊び」です。

 最近の物で例えるなら、オンラインゲームのMMORPGに近いかもしれません。


 一般的に日本で知られているRPGは、「ドラゴンクエスト」や「ファイナルファンタジー」のように、コンピューターの中のキャラクターを使い、設置されたイベントや戦い、謎解きなどを楽しむコンピューターゲームのことを指す場合が多いです。

 しかしTRPGでは、基本的にコンピューターは使いません。遊ぶ人がキャラクターのデータ(容姿や能力などを数値化、文章化、あるいはイラスト化したもの)や設定、性格などを自分で考え書き起こし、そのキャラクターを使ってイベントや戦闘、謎解きなどの冒険を楽しむのです。

 そして、そのイベントや戦闘、謎解きなどの冒険の舞台を用意し、進行役を勤めるのも人間です。

 TRPGは、イベントやシナリオを用意して冒険の進行役を務める役の人(GM=ゲームマスター)と、自分で作ったキャラクターを使ってその冒険に挑む人(PL=プレイヤー)が、ルールに則り一緒に遊びます。

 つまり、「テーブルとかを囲んで話し合いながら、自分で作ったキャラクター演じ、司会進行役のGMが用意した冒険や物語を体験する」のが、TRPGというゲームです。


 もちろん、すべての判断を人間が行うので、GMが想定していたシナリオ通りに話が進むことも無く、PLが考えていた通りの結果にならないこともあります。

 が、それが楽しいのです。予定調和の物語の中の意外性を、自分だけでなく他の人とともに創造し、体験する。
 これこそが、TRPGの醍醐味であると言えるでしょう。




>TRPG簡単用語解説

GM
 「ゲームマスター」の略。
 ゲームの舞台やシナリオを用意し、司会進行を務める役割の人。
 GMが提示した内容を見て、参加者はどういう風に行動するか考えて、決定していく。
 遊びを提供する側に回るため、他人を楽しませるエンターテイメント精神と、他人が楽しむことで自分が楽しむ心がけが必要。
 そのため、「ホストプレイヤー」と呼ばれることもある。
 進行役であるため、時にGMはルールを超えた大きな権限を持つ。
 むろん、GMは独裁者でもなければ、プレイヤーをおもてなしする召使いでもない。ともにゲームを遊ぶ仲間の1人である。

PL
 「プレイヤー」の略。
 GMが提示したシナリオの中で、自分の作ったキャラクターを演じて冒険に挑む役割の人。
 GMがホスト(主催者、司会者)であるからと言って、PLがお客さんというわけではない。
 他のPLやGMとともにシナリオを作り上げ、遊びを盛り上げようとする精神が必要である。

PC
 「プレイヤーキャラクター」の略。
 PLが作ったキャラクターのこと。PLはPCを操り演じて、GMの用意した舞台の中で遊ぶ。

NPC
 「ノン・プレイヤーキャラクター」の略。
 一般的にPLではなくGMが操るキャラクターのこと。
 挨拶をする通行人、命令を出す王様、冒険の依頼をする依頼人、PCと対立する敵、黒幕のボス……などなど、GMがシナリオのために用意したキャラクターのことである。

判定
 行為が成功したか失敗したかを決定するルール。
 PCやNPCは、架空の世界とは言え人間あるいはそれに類する知的生命体である。
 跳び箱を跳んだりボールを投げたりする時、その時の体調や精神的状態、あるいは単なる偶然によって成功することも失敗することもあるのだ。
 それを表現するため、一般的にはダイス(サイコロ)を振って、その出目に応じて成功したか失敗したかを表現する。

ダイスロール
 ダイス(サイコロ)を振って出目を算出すること。
 TRPGの多くは、ダイスを使って様々な行為の結果を表現することが多い。
 ゆえに、頻繁に「ダイスロール」「ダイスを振る」などの言葉が飛び交う。

リプレイ
 TRPGのプレイ内容を、読み物風に編集したもの。
 会話だけですべてを進めるゲームを読み物にしているため、多くの場合は小説風よりは台本風な書き方になっている。



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